夏は涼しく、冬は暖かく、四季を通じて家族が快適に暮らせる家っていいですよね。
一年中、家のどんな場所でも一定の室温を保てる高断熱住宅は、部屋を細かく仕切る必要がないので、家の間取りも自由自在。広々としたリビングや高い吹き抜け、高齢者のためのバリアフリー化も簡単です。
家族みんなが快適に過ごせるだけでなく、家族の健康を守る家造りのために、住まいの断熱は欠かせません。でも、そのための断熱材は何を選べばいいのでしょうか？
断熱ソムリエがお勧めする高性能断熱材「アイシネン」
断熱ソムリエでは、高断熱住宅のための断熱材として「アイシネン」を使った断熱工法をお勧めしています。
アイシネンは寒さの厳しいカナダで産まれた断熱材です。現在は世界30か国に普及、北米ではNo.1のシェアを占めています。
アイシネンは現場で吹き付け施工（スプレー）する「現場発泡方式」が特徴です。フロンを使わず、水のみで100倍に発泡させるアイシネンフォーム（気泡）は、わずかな隙間にも入り込み、理想的な高気密・高断熱を実現します。
また、、シックハウス症候群の原因物質とされるホルムアルデヒドなどVOC（揮発性有機化合物）を一切含まない、人にも地球環境にも優しい素材です。
日本の次世代省エネ基準のベースで、世界で最も厳しい基準と言われるカナダ政府の高気密高断熱住宅基準「R2000」も達成しています。
住まいに合った断熱材選びは技術と経験が必要
その家に合った断熱材を選び、すき間を作らず施工するためには、作業者の技術と経験が必要です。どんな断熱材でも、現場の取り付け作業が悪ければ、家全体をきちんと断熱することはできません。
実際の現場では、専門職が取り付け作業を行いますが、断熱の知識を持たない大工さんや現場監督さんが取り付ける場合もあります。家全体の断熱・気密は、作業者の知識や技術によって左右されます。
建物には耐震性や耐火性など、様々な性能が必要とされます。その中で断熱と関係があるのは耐久性と快適性です。建物の劣化を防ぐための耐久性は、雨漏りや結露などの「水」によって悪化します。
断熱材の役割として、見えない部分の結露を防止するということがあります。これを怠ると建物が急速に劣化し、「欠陥住宅」と呼ばれてしまうことにもなりかねません。
病気や事故の原因にも 温度差の大きな家
また、快適な生活を維持し、健康を守るためには、断熱材が大きな役割を果たします。建物の断熱が不十分で、中に大きな温度差があると、病気や事故の原因になります。
温度差の大きな場所へ移動することで起こる「ヒートショック」は血圧が急変したり、脈拍が早くなったりするので、深刻な事故につながります。例えば、暖かい部屋から寒い廊下へ出るような場合にヒートショックが起こりやすく、これが原因で年間1万2千人（交通事故死亡者数の倍）もの方が亡くなられています。
断熱材は建物が完成すると外からは見えなくなりますが、快適な住まいづくりのためには欠かせない部材です。
室内の温度を適切に保つことは、健康で快適な生活のための重要な要素です。また、住まいの環境は、建物の寿命にも大きな影響を与えます。
住まいに合った断熱材や断熱工法選びはとても大切なのです。ですから、「予算がないから」、「工務店に勧められたから」、「広く使われているから」という理由で断熱材や断熱工法を選ぶことは非常に危険です。
また、最近ではCO2削減（省エネルギー）や、長期優良住宅（200年住宅）なども重視され、建物に求められる性能が多様化してきています。
これらすべての要素を満たすのが、高性能断熱材「アイシネン」なのです。
